国際空港なのに規模は日本の地方空港並み。入国審査の窓口も全部で4つ、税関はあっても形だけで、「申告するものありません」の表示に進むと出口である。タクシーの列に並んで見渡してみると、東京駅八重洲口くらいの感じでメルセデスのタクシーが2列に並んでいる。運転手が降りてきてスーツケースをトランクへ。
ホテルに着くと、いるはずのドアマンがいない。スーツケースを下ろしてくれた運転手は、「中にフロントがあるから」と慣れた様子で料金を受け取る。140クローネ。100クローネ1枚と50クローネ1枚を出す。「おつりは要らない」と言う前にもらうつもりで「サンキュー」という。
フロントの若い女性はカジュアルながら、訓練された対応を示す。名前をいうとコンピューターの端末を叩いて「お待ちしておりました」とキビキビ、感じがよい。
「荷物が外にあるので誰か」と言うと「今、係りがほかの荷物を運んでいるので、わたしが行きます」「でも、すごく重いよ」「大丈夫です。慣れていますから」本当に慣れている。30キロもあるスーツケースを運んでくれる。「こちらが街の地図とオプション・ツアーのカタログです」と、部屋の鍵と一緒に日本語のコペンハーゲン案内までくれる。「どうぞ、ごゆっくり」
倉庫を改造してホテルにしたという「アドミラル」は埠頭に面していて、部屋の前にはオスロ行きの大型船が停泊している。その先の左側にはもう1隻の大型フェリーがあり、すぐ手前には小型のヨットが帆をおろしている。要するに、ここは港なのだ。この窓も、船の少し大きい1M x2Mのサイズだからこちらも船に乗っている気分だ。
「クイーンエリザベスのことを思い出すわ」と妻が言う。そうだ。このホテルは部屋も廊下も船のそれなのだ。海洋に出ない船。でも、窓の外の港へ出入りするフェリーやヨットが動くから、こちらも動いているような錯覚に陥らせるところがいい。
室内の照明機具も電話もテレビもみんなグッドデザインである。浴室の水栓からドアノッブ、コンセントやスイッチ類に至るまで考えられたデザイン。この国には変なデザインのものは同居できない。
(8/17/1997)
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私も休暇を取ってヨーロッパ旅行したいです!
パリは一度も行った事がないので、是非行きたいです。
新婚旅行ででも^^