いつもそうだが、フランスでもイタリアでも、マティーニというとベルモットのことを指し、あのジン・ベースのカクテルを想像する人は少ない。
「マティーニをお願いします」 (Could I have a Martini?)
「ドライですか?それともスイートで?」(Dry or sweet?)
「いや、私の言うのは、カクテルのマティーニです」
(Well, what I meant is the Martini cocktail.)
「はい。わかりました。カクテルのマティーニですね」
{OK, I know the Martini cocktail.)
こんな会話があったにもかかわらず、出て来たのは冷やしたカクテルグラスになみなみと注いだドライ・ベルモット、それにオリーブの実。
「違う違う。ジンがあれば、ぼくが造りましょうか?」
(No, no...Give me some gin, then I'll fix it.)
そう言おうとして、妻に制されて考え直した。
もう、ヨーロッパでは、ジンやウォッカ・ベースのカクテルは姿を消したのだと。
人々の drinking habit は、弱い飲み物で充分満足するようになってしまった。
見ると、ほとんどの人が注文する飲み物はシャンペンとワイン。
ヨーロッパでは、ウイスキーというと、いつも、ストレートだったが、今は、水割りが当たり前になっている。
味にうるさいフランス人でも、そうなのだから、これは世界の趨勢なんだ。
アメリカでも、ジン、ウォッカ、ラムのマティーニがすたれてしまったかどうか、それを確認するだけでも行ってみる価値がありそうだ。
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鉱山男たちが飲んだという、本当のマティーニをもとめてアメリカ旅行。
今度はお供したいものです。
ご自宅の方は、とりたてて異常なく。
ただ、ここのところ雨天が続きましたので、少し雨漏りが気になります。
ご帰国されたら修理お手伝いします。
たぶん、数箇所をラバーボンドでふさげば大丈夫だと思うのですが。
旅行をすると心が洗われる。
どこでもいいんだけど、やはり、パリは世界でも特別。散歩に事欠かない。
悪いことを探すのがむずかしいほど。
でも、おいしいスシやそばを食べたい。
明日はもう帰国の途に。